車の改造 中級車編 ブレーキパッド
ブレーキパッドを交換することによって、以下の2つが改善される可能性があります。
- ブレーキが効かなくなった気がする
- 上手い人のようにサイドターンができない
価格
フロント2万円くらい
リア2万円〜3万円くらい
シュー3万円くらい
まず車を改造するうえで、一番重要なこと、それは・・・。
「しっかりと停めることができるようにすること」
です。
クルマが遅いからといって、闇雲にパワーだけ上げてもその先にはクラッシュが待っています。
まずは何よりも、自分の技術に応じて確実に減速できるようにすることです。
ですので、まず変更すべきパーツは
「ブレーキパッド」
になります。
ブレーキはものすごく奥が深いパーツで、上級者でもブレーキの組み合わせは様々です。パッドはもとより、ブレーキディスクを変えられる車両規定の人だと、その組み合わせは跳ね上がります。
が、私たちはG6ジムカーナ。そこまでは考える必要はありません。
まずはブレーキパッドだけを交換してみましょう。
・・・まぁ実際には、パッドを交換したらブレーキディスクも交換した方がいいんですけどね(笑)
クルマのブレーキシステムの違いによって、交換するパーツが変わります。
ブレーキには種類があって
ディスクブレーキ | ドラムブレーキ | ディスク(フット)とドラム(サイド)の複合 |
(フロント・リア) | (リア) | (リア) |
と、大まかに分けて3種類あります。
構造の違いは・・・すみません、ググってください(笑)
それぞれで選びかたが変わりますので、注意です!
ブレーキパッドの種類は
パッド・ノンアス | パッド・メタル | ブレーキシュー |
通常磨材・効きが普通からよく効くものまで様々 | 金属配合磨材・めっちゃ効きますが、すぐに減るしディスクも削れまくり!鉄粉つきまくり!!高価!!! | ドラム用・ジムカーナ用だと、基本的にアホみたいに効きます |
と、これまた種別があります。
さらには、ストリート、サーキット、ジムカーナ、ダートラ、ラリーなどの専用モデルが存在ます。
大抵の場合、ジムカーナ用を使えば間違いないです。
パッドメーカーによってはジムカーナ用がなかったりもしますが、それでもジムカーナで使えるものもあります。
ポイントは温度です。
ジムカーナで使えるブレーキパッドは、制動力を発揮する温度が0度から、というものが多いので、それを基準に選べばまず間違いません。
また、適正温度内で使用した場合の制動力(ブレーキの効きの良さ)も様々で、純正並みしか効かないものからものすごく効くけど減りの早いものまで様々です。
これらを組み合わせて、自分の技術とクルマに合った組み合わせを選んでいくわけです。
フットブレーキ(リア)、サイドブレーキがディスクブレーキで共用の場合 | フットブレーキ(リア)、サイドブレーキがドラムのみで共用の場合 | フットブレーキ(リア)がディスク、サイドブレーキがドラムで分離されている場合 |
この場合、リアのブレーキパッドはとにかく効く、強いブレーキを使用します。 リアはとにかく強くしなければならないので、それに合わせてフロントブレーキを決めていきます。 ちなみに筆者はこのパターンで、リアにはジムカーナ用メタルの一番効くタイプを、フロントにはジムカーナ用ノンアスのそこそこ効くのを外側に、ちょい効くのを内側に使っています。俗に言う「ミックス」ですね。 |
この場合も、リアブレーキシューは一番効くものを使うのが一般的。
そのうえで、フロントブレーキを決めていきます。 ドラムブレーキはゴミが内部にたまりやすく、頻繁に清掃整備する必要があるのですが、フットブレーキと共用の場合、その頻度格段に上がります。 毎試合ごとに分解清掃! |
インプレッサやランサーエボ、86/BRZなどがこのパターンです。
ドラムはとにかく効くものを使います。 フットブレーキのほうは、自分の技術とクルマの改造状態で変わりますが、比較的自由に決定できます。 選択肢が多いので、色々悩めるのがこの形式の特徴でもあります。 |
Posted by g6