車の改造 上級車編

中級車編
ジムカーナを始めて、車の運転が上手くなってくると、現状の車では自分の運転技術に車がついてきてくれない!という状態に必ずなります。
そりゃもう誰でももそうなります、絶対に!
だってジムカーナは誰でもできる、お手軽モータースポーツですから!!
で、そうなったときに考えるのが・・・。
今の車のままで大丈夫なの?
ここからは、熟考が必要です。
まず考えなければならないこと。
「自分はどこまでやりたいのか?」
です。
たとえば、最終的には全日本格式に挑戦したい!
というのであれば、購入すべき車は限られてきます。
クラス別で見ていくと・・・。
PN部門
改造範囲の狭い、JAF曰くリーズナブルなクラス。
とはいえ、実際は一番お金のかかるクラスです。
- タイヤが縦溝2本入りの俗称ハイグリップラジアルタイヤ使用、という規制がされているので、トップ選手は練習で新品、本番で新品投入。しかも、タイヤが大きい!大きいと高価!!(最低でも16インチ)
- 改造範囲が狭いということは、車両自体のポテンシャルが重要になるので、新しく速いクルマが出ると、新しく出た速い車に買い換えないと勝てなくなる。(特にPN1、PN2クラス)
- 競技中古車もあるにはありますが、高かったり、一線級ではなかったり・・・。たまに掘り出し物の出物があったりもしますが、コネがないとなかなか・・・。
SA部門
改造範囲が広いクラス。
クラスによっては、PNクラスよりもリーズナブル。
- タイヤは俗称Sタイヤと呼ばれるものを使用しますが、タイヤ経が小さい車両があり、そういった車両だとPNクラスよりもリーズナブルに戦える(最低15インチ)
- 改造範囲が比較的広いので、一昔前の車両が第一線級で大活躍しています。競技中古車もそれなりに豊富で、モノによっては即参戦可能状態で安く売りに出たりします。が、やはりコネは大事です!
SA1クラス
- EKシビック
- EF CR-X
- CA,CJ ミラージュ
などなど。
シビックとCR-Xで得意なフィールドが違うので、この2車種の争いは見てても楽しいです。
SA2クラス
- DC2 インテグラ
しかありません!!
このおかげで、全日本では1秒の間に10台以上のタイムがひしめき合うという、とんでもなくレベルが高いクラスになってます。
SA3クラス
- エキシージ
- FD RX-7
- NSX
- SW MR-2
など。
車種が豊富で見てて楽しいクラスです。
SA4クラス
- ランサー・エボ各種
- インプレッサ各種
沢山あるように感じますが、実質エボ一択です。
SC部門
ナンバー無し専門で、改造範囲がすごーく広いクラス。
車を持っていくのに積載車必須です。
- 全日本では一番改造範囲が広いクラスで、ナンバー付き車両は参加できません。
SCクラス
クラスはSCクラスのみ。
2駆と4駆の車がガチで勝負しています!!
使用する車は・・・・。
ぶっちゃけ何でもあり!!!
好きな車を好きなように改造(当然ルールの範囲内で)して出場できます!
以上が全日本まで目指そうとしている人が選ぶべき車になります。
この中で自分が一番乗りたい車を探してみましょう!!
しかし
「さすがに全日本まではないわー」
という方もいらっしゃることでしょう。
そうなると、車種の選択肢が広がる可能性がある地区があります。
それこそ、地区によりますが・・・。
キーワードは「B車両」です!
B車両とは?
ナンバー付きで、基本的には陸運局の車検が通る車両であれば改造が認められる車両です。ただし、ボディの変形は禁止です。
このB車両の参加を認めているJAF公式戦を開催している地区が存在します。
中部、近畿、中国、四国、九州
あたりがそうです。
車両規定はB車両で、排気量や駆動方式でクラスを設定しています。
近畿地区で例を挙げてみますと・・・。
- B1クラス 1500CC以下駆動制限なし SタイヤOK
- B2クラス 駆動方式がFFのB車両 ラジアルタイヤ
- B3クラス 駆動方式がFRのB車両 ラジアルタイヤ
- B4クラス 駆動方式が4駆のB車両 ラジアルタイヤ
となります。
例えばB1クラスだと、メインは軽自動車になります。
ですので、地区戦で戦いたい!という方であれば、改造範囲広さで車種の不利をカバーできるので、車の選択肢が相当に広がります!
とりあえず、リストに上げるのが面倒なくらいにはいろんな車が走っていますので、いま、G6ジムカーナで走らせているクルマは、全日本は無理でも、地区戦なら十分に戦える!という可能性も十分にあります。
しかし、これから地区戦に自分のクルマに出たい!となっても、本当に今の車で大丈夫なんだろうか、車の選択肢が広がるだけに、戦えるクルマの種類もいろいろあるだろうから、どれを選んでいいのかわからない・・・。
そうなると思います。
そんなときは、一人で悶々とせずに、詳しい人に聞けばいいのです!
そう、G6ジムカーナの会場、現場そのものでね!!
Posted by g6